お箸についてShokado bento/box lunch
日本でのお箸の使い方
日本でのお箸の正しい使い方にはいくつかのポイントがあります。以下のガイドラインに従って、礼儀正しい使い方を身に付けましょう。
お箸の正しい使い方を覚えると、日本の食事をより楽しむことができ、マナーとしても大変喜ばれます。
『日本書紀』における箸の記述
『日本書紀』には、日本におけるお箸に関する初めての記述として、推古天皇11年(603年)のエピソードが記されています。この年に、ある宴の席でお箸が使われたという記録が残っています。
この箸の記述は、日本でお箸が公式に使われ始めたという一つの指標とされており、この時代には既に宮中でお箸を用いて食事が行われていたことがわかります。
推古天皇の時代は仏教の広まりと中国文化の影響が進んだ時代であり、お箸もその一環として中国から伝わったと考えられています。
お箸について
1. 箸の持ち方
上の箸:親指と人差し指、中指を使って持ちます。
下の箸:親指の付け根と薬指で支え、動かさないようにします。
上の箸だけを動かして、上下の箸の先端を合わせることで食べ物をつかみます。
2. 箸のマナー
指さししない:箸を指さしや物を指し示すために使うのは失礼です。
渡し箸:箸から箸へ直接食べ物を渡すことは避けましょう。お葬式の儀式を連想させるため、タブーとされています。
刺し箸:箸を食べ物に突き刺して食べるのもマナー違反とされます。
舐め箸:箸を舐めたり、口の中で動かしながら食べたりしないようにしましょう。
3. 食事中の箸の置き方
食事の途中で箸を置くときは、箸置きを使用します。箸置きがない場合は、器の端に横向きに置くようにします。
4. おわんの持ち方
おわんを持ち上げる際は、必ず片手で箸を持ったまま、もう一方の手でおわんを支え、バランスよく持ちましょう。
5. 食べ終わった後
食事が終わったら、箸を箸置きに置くか、おわんの端に横に並べて置きます。
お箸を縦に立てたり、ごちゃごちゃとした置き方をしないように注意しましょう。